文苑堂ベストセレクション
「モエ絵本大賞2021」の発表が昨年末にありました。
全国の絵本専門店・書店の児童書売り場担当者3,000人にアンケートを実施。
現場のプロに最も指示された絵本30冊を決定する年間の新作絵本ランキングです。
今回はその中から新人賞部門に選ばれた5冊の絵本を紹介します。
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ガタロー☆マン／作
誠文堂新光社 1,320円
マンガ家デビュー30周年を迎えた漫☆画太郎が、
「ガタロー☆マン」として本気で描く、
子ども向け笑本(えほん)シリーズ刊行。
子どもも大人も、一緒に笑って楽しめる
まったくあたらしい昔話。
第1弾は｢ももたろう｣。
はらしままみ／作・絵
ポプラ社 1,320円
とうもろこしの｢とうもろこしぬぐぞう｣さんが、
葉っぱの服や、ひげであるかみの毛をバリバリ、
ぶちぶちと潔く脱いでいくスカッとする絵本。
その脱ぎっぷりや言葉のリズムに加え、
塁ラインで描かれた力強い筆致が見るものの五官にうったえます。
最後はお風呂でおいしそうに温まるぬぐぞうさん。
子どもに人気の｢とうもろこし｣へのさらなる興味をそそるだけでなく、
毎日のお着換えやおふろの場面でもマネしたくなる、
何度もめくりたくなる絵本です。作者のデビュー作。
たまむらさちこ／著
白泉社 1,320円
子どもたちのおやつの、手づくりポップコーン。
お皿に残った｢たね｣を植えてみたら、
あれよあれと大きくなって・・・？
ファンタジックで自由な発想が高く評価された、
第9回MOE創作絵本グランプリ受賞作が、
待望の絵本になりました！
チャーリー・マッケージー／著 川村元気／訳
飛鳥新社 2,200円
八歳の子どもから、八十歳の大人まで。
だれの心にも入り込み、いつでも力をくれる、
永遠の人生寓話
阿部結／著
白泉社 1,320円
椅子の上や階段、いろんなところで寝たふりをするゆうちゃん。
それは、寝たふりをするとお母さんが抱っこしてくれるのが嬉しいから。
ある日お母さんと一緒に行ったお外で寝たふりをすると…？
こどもが絶対にしたことのある「寝たふり」が、
微笑ましくふんわりと描かれる、注目の新人作家の絵本です。