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文苑堂ベストセレクション《2022年本屋大賞候補作》

文苑堂ベストセレクション
2022年 本屋大賞候補作の中から5作品を紹介します。
大賞発表は4月6日です。



 
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六人の嘘つきな大学生

浅倉 秋成/著
KADOKAWA/1,760円(税込)
  
成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。
最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、
一ヶ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。
全員で内定を得るため、波多野祥吾は五人の学生と交流を深めていくが、
本番直前に課題の変更が通達される。
それは、「六人の中から一人の内定者を決める」こと。
仲間だったはずの六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになった。
内定を賭けた議論が進む中、六通の封筒が発見される。
個人名が書かれた封筒を空けると
「●●は人殺し」だという告発文が入っていた。
彼ら六人の嘘と罪とは。
そして「犯人」の目的とはー―。
  


   
夜が明ける
西加奈子/著
新潮社/2,035円
   
15歳の時、高校で「俺」は身長191センチのアキと出会った。
普通の家庭で育った「俺」と、母親にネグレクトされていた吃音のアキは、
共有できることなんて何一つないのに、
互いにかけがえのない存在になっていった。
大学卒業後、「俺」はテレビ制作会社に就職し、アキは劇団に所属する。
しかし、焦がれて飛び込んだ世界は理不尽に満ちていて、
俺たちは少しずつ、心も身体も、壊していった…。
思春期から33歳になるまでの二人の友情と成長を描きながら、
人間の悲しさや弱さ、そして生きていくことの奇跡を描く。
本書は著者が初めて、日本の若者の生きていく上でのしんどさに
真正面から取り組んだ作品。
  


  
同志少女よ、敵を撃て

逢坂冬馬/著
早川書房/2,090円
   
独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす
少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。
急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちが惨殺されたのだ。
自らも射殺される寸前、セラフィマは赤軍の女性兵士イリーナに救われる。
「戦いたいか、死にたいか」
ーーそう問われた彼女は、イリーナが教官を務める訓練学校で
一流の狙撃兵になることを決意する。
母を撃ったドイツ人狙撃手と、母の遺体を焼き払ったイリーナに復讐するために。
同じ境遇で家族を喪い、戦うことを選んだ女性狙撃兵たちとともに
訓練を重ねたセラフィマは、
やがて独ソ連の決定的な転換点となるスターリングラードの前線へと向かう。
おびただしい死の果てに、彼女が目にした“真の敵”とは?

  


  
スモールワールド
一穂ミチ/著
講談社/1,650円
 
夫婦円満を装う主婦と、家庭に恵まれない少年。
「秘密」を抱えて出戻ってきた姉とふたたび暮らす高校生の弟。
初孫の誕生に喜ぶ祖母と娘家族。
人知れず手紙を交わし続ける男と女。
向き合うことができなかった父と子。
大切なことを言えないまま別れてしまった先輩と後輩。
誰かの悲しみに寄り添いながら、愛おしい喜怒哀楽を描き尽くす連作集。
  


   

硝子の塔の殺人
知念実希人/著
実業之日本社/1,980円
  
雪深き森で、燦然と輝く、硝子の塔。
地上11階、地下1階、唯一無二の美しく巨大な尖塔だ。
ミステリを愛する大富豪の呼びかけで、
刑事、霊能力者、小説家、料理人など、
一癖も二癖もあるゲストたちが招かれた。
この館で次々と惨劇が起こる。
館の主人が毒殺され、ダイニングでは火事が起き血塗れの遺体が。
さらに、血文字で記された十三年前の事件…。
謎を追うのは名探偵・碧月夜と医師・一条遊馬。
散りばめられた伏線、読者への挑戦状。
圧倒的リーダビリティ、そして、驚愕のラスト。
著者初の本格ミステリ長編、大本命。