文苑堂書店 週間ランキング
《2021年6月14日~6月20日》
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1位 NEW 要訣 百万石の留守居役 十七
上田秀人/著
講談社 814円(税込)
加賀藩宿老・本多政長の打ち手が奉功し、
政長の嫡男・主殿が藩内で地歩を固めた。
数馬の妻・琴が、一度離縁された紀州藩の家臣から再嫁を求められる。
その裏に潜む意図を思索する数馬に対して、
紀州藩主・徳川光貞が、想定外の揺さぶりをかけてくる。
数馬の周囲に魔手が!人気シリーズ、遂に完結。
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2位 NEW 出絞と花かんざし
京北山の北山杉の里・雲ケ畑で、六歳のかえでは母を知らず、
父の岩男、犬のヤマと共に暮らしていた。
従兄の萬吉に連れられ、京見峠へ遠出したかえでは、
ある人物と運命的な出会いを果たす。
京に出たい―芽生えたその思いが、かえでの生き方を変えていく。
母のこと、将来のことに悩みながら、道を切り拓いていく少女を待つものとは。
光あふれる、爽やかな物語。
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樋口恵子/著
中央公論新社 1,540円(税込)
ヒグチさん88歳、「ヨタヘロ期」を明るく生きる!人生100年時代の痛快エッセイ。
第1章 ローバは一日にしてならず
第2章 老いの暮らし、どうしたものか
第3章 「金持ち」より「人持ち」でハッピーに
第4章 「老いの大冒険」を乗りきろう
第5章 あなたも私も介護する人される人
第6章 力を合わせて「五つ星の高齢社会」を
4位 ↓ 梅花下駄 照降町四季 三
文藝春秋/825円
梅の神木を炎から守り抜いた佳乃と周五郎を中心に、
復興にむけ動き出す照降町。
花魁・梅花から「新しい下駄」の制作を託された佳乃は、
大火で命を落とした人々の鎮塊のための催しを思いつき、
吉原の会所と旦那衆、職人に協力を願う。
7月15日、照降町に前代未聞の光景が広がったー感動に包まれる人波の中、
周五郎に不吉な知らせが。
5位 ↑ 52ヘルツのクジラたち
町田そのこ/著
中央公論新社 1,760円(税込)
2021年 本屋大賞受賞
52ヘルツのクジラとは―
他の鯨が聞き取れない高い周波数で鳴く、世界で一頭だけのクジラ。
たくさんの仲間がいるはずなのに何も届かない、届けられない。
そのため。世界で一番孤独だと言われている。
自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、
母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年。
孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、
新たな魂の物語が生まれる―。
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6位 ↓ ミシュランガイド北陸 2021特別版
日本ミシュランタイヤ/出版 3,300円(税込
7位 NEW ゴーストハント 6 海からくるもの
小野不由美/著
KADOKAWA 858円(税込)
日本海を一望する能登で高級老舗料亭を営む吉見家。
代替わりのたびに多くの死人を出すという。
依頼に来た吉見彰文の祖父が亡くなってすぐ、幼い姪の葉月の背中に不吉な戒名が現れた。
「おこぶさま」、「十八塚」など古い伝説の残る土地に暮らすその一族に襲いかかるのは、
先祖の祟りか、何かの因縁か、家にかけられた呪いなのか。
その正体を探る中、ナルが何者かに憑依されてしまう。
リーダー不在のSPRに最大の危機が迫る!
8位 ー 琥珀の夏
辻村深月/著
文藝春秋 1,980円(税込)
大人になる途中で、私たちが取りこぼし、忘れてしまったものは、どうなるんだろうー。
封じられた時間のなかに取り残されたあの子は、どこへ行ってしまったんだろう。
かつてカルトと批判された〈ミライの学校〉の敷地から発見された子どもの白骨遺体。
弁護士の法子は、遺体が自分の知る少女のものではないかと胸騒ぎをおぼえる。
小学生の頃に参加した〈ミライの学校〉の夏合宿。
そこには自主性を育てるために親と離れて共同生活を送る子どもたちがいて、
学校ではうまくやれない法子も、合宿では「ずっと友達」と
言ってくれる少女に出会えたのだった。
もし、あの子が死んでいたのだとしたら……。
30年前の記憶の扉が開き、幼い日の友情と罪があふれだす。
圧巻の最終章に涙が込み上げる、辻村深月の新たなる代表作!
9位 NEW ぼくのお父さん
絵本作家の「お父さん」は、ふつうじゃなくて、ふしぎで少し恥ずかしい。『大家さんと僕』の著者が実の父を描く、ほのぼの家族漫画。
10位 NEW ボケ日和
長谷川嘉哉/著 矢部太郎/イラスト
かんき出版 1,430円(税込)
認知症の進行具合を、春・夏・秋・冬の4段階に分けて、
そのとき何が起こるのか?どうすれば良いのか?を
多数の患者さんのエピソードを交えて描いた心温まるエッセイ。
第1章 ちょっと変な春“認知症予備軍”
(はじまりは「ちょっと変」待つことが難しくなってくる ほか)
第2章 かなり不安な夏“初期・軽度”
(進行はゆっくりです薬の管理ができなくなる ほか)
第3章 困惑の秋“中期・中等度”
(もっともつらい時期は、2年で終わります幻覚への対処は「聞いてみる」 ほか)
第4章 決断の冬“末期・重度”
(物事への関心が薄れ、生活のすべてに介助が必要になるいつまで家で生活できる? ほか)